Breakin' Cypher

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Red Bull BC One World Final 2014 考察

 

まず最初に、今回はジャッジシステムが大きく変わりました。
今までのように、ムーブ数を決めて最後にジャッジするのではなく、
ラウンド毎にジャッジをして、先に2勝(決勝は3勝)したほうが勝利というシステムです。
これは賛否両論を引き起こす変更となったようです。
このシステムが得意なbboyも苦手なbboyもいそうですね。
このシステムのせいかは分かりませんが、今大会が最も議論を引き起こす大会となりました。
波瀾万丈でしたが、カードで見るとなかなか面白かったと個人的には思います。

 

ちなみに解説が各バトルの前に、
「片方はシリアスな顔してるが、もう一方はニヤニヤしているぜHAHAHA」
って何度も笑っていたのが、個人的にツボでした。

 

ROUND OF 16

BENNY vs THESIS

Thesisが音を意識したムーブで勝利しましたね。
Bennyの2ムーブ目のエルボー1990は見事でした。
一瞬で会場を沸かせて、1セット取りました。
3ムーブ目はThesisがねばって勝利しました。Bennyは体力切れでしたね。

 

MENNO vs BLOND

さて、激走ぶろぐさんでは議論を催す試合となりました。
Mennoが勝利しましたが、観客のブーイングが凄かったです。
私的にもBlondが勝利していたのでは…と思いますが、
Mennoの浮遊感、オリジナリティも流石といえるでしょう。
この試合結果が納得いかない人は多いように思います。

VICTOR vs HONG 10

このカードも、かなりの議論を呼ぶことになりました。
Victorは最初にクラッシュしていますね。その後ロングムーブで巻き返しをはかりました。
それに対してHong10は得意のムーブで怒涛の攻めを見せました。
1セット目はHong10が取ったように思えたものの、Victorが取りました。
2セット目もそのままVictorが勢いで勝利しました。

 

ALCOLIL vs LILOU

これはとても面白い試合でした。
AlcolilのスキルvsLilouの魅せという感じがしました。
Lilouの1ラウンド目の、帽子を足の股を通す挑発は凄かった。
あれができるのはLilouぐらいでしょう。
しかしAlcolilはとてもキレが良かったですね。
スキルの差で勝利したように思いました。
しかし、2回優勝しているHong10とLilouが初戦敗退とは夢にも思いませんでした。

 

GRAVITY vs MOUNIR

大爆笑しました。
MounirがGRAVITYという文字にバッテンが書いてあるTシャツを着てました笑
これにはGravityも笑っていました。
また、異例の5分間睨み合うという事態も起きました。
ペットボトルで決めないBC Oneですが、ここまでお互い動かないとは。
一度曲を止めて、その後でGravityからムーブが始まりました。
なかなか良いバトルだったように思います。
3ラウンドまで突入した末、Gravityが駒を進めました。

 

CHEERITO vs LIL G

Lil Gはもう少し、戦略を練ったほうがいいのでは…?と思いました。
最近のバトルでCheeritoに一度負けていたにも関わらず、
少しガムシャラに行き過ぎたのではないでしょうか。
1、2セット両方クラッシュしたうえ、2セット目では場外に落ちました。
あっさりCheeritoが勝利しました。

 

LUAN vs TAISUKE

これもなかなか面白いバトルでした。
Luanの1、2ムーブ目は驚異的なスキルですね。
しかしエアチェアに頼りすぎたかもしれません。
Taisukeに何度も指摘されていました。
Taisukeは落ち着いたバトル運びで勝利しました。
Luanの1ムーブ目を返したのは素晴らしいですね。

 

TONIO vs WING

Wingの圧勝でしたね。
これは文句無しにWingの勝ちでしょう。
フランスの3人が初戦敗退したことにより、
観客のテンションが低かったように思えるのは私だけでしょうか。

 

 

QUARTER FINAL

THESIS vs MENNO

Thesisは少し体力切れしたのか、ミスが目立ちました。
Silverbackの大会では決勝までかなりの体力がありましたが、
今回はうまくいきませんでした。
Mennoが安定のムーブを見せてストレート勝ちしました。

 

VICTOR vs ALCOLIL

個人的に最もアツイ試合だったと思います。
Victorの最初の音ハメに対して、Alcolilがやられるものの
その後の巻き返しがかなり面白かった。
スキルvsスキルのぶつかり合いでした。
Alcolilは調子良かったのか、最後まできっちり決めて勝利しました。

 

GRAVITY vs CHEERITO

Cheerito強しですね。
独自のスタイルで相手を翻弄しました。
2セット目を取られたものの3セット目で勝利しました。
しかし、Cheeritoは本当に体力がありますね…。

 

TAISUKE vs WING

2008年BC One FINALのリベンジを達成しました。
長い睨み合いからWingが動き出し、ウィングミルを披露。
それに対してデフエアーをしっかり決めてTaisukeが1セット目を取ります。
2セット目はWingがエルボーエアーからのフリーズをガッチリ決めてゲット。
3セット目はWingが体力切れかキレが悪かったですね。
Taisukeがパワーからのセットを決めて、勝利しました。
The EndはずっとWingをあげ、Ken SwiftとYamanはずっとTaisukeをあげてました。
やはりジャッジによってスタイルの好みは大きそうですね。
リベンジを果たせたのは良かったです。

 

 

SEMI FINAL

MENNO vs ALCOLIL

これも人によってはAlcolilが勝ったのでは…となるかもしれません。
私もAlcolilの方がとっても良かったと思うのですが、
結果、ストレート負けしてしまいました。
2セット目のAlcolilのAトラムーブはDopeです。
Mennoの安定感は流石ですね。
ミスが目立ちにくいスタイルのように思います。

 

CHEERITO vs TAISUKE

これも感動しました。
Cheeritoの方が体力は余っていたように思いましたが、
気合でTaisukeが勝利しました。
2000の連発のムーブはさすがに沸きますね。
3ムーブ目はどちらも満身創痍という感じでぶつかり合いました。
その結果、Taisuke2、Cheerito1、引き分け2という僅差で勝利しました。
鳥肌たちましたね、この試合は。

 

FINAL

MENNO vs TAISUKE

これは、意外と残念に思った方が多いのではないでしょうか。
あっさりMennoが3セットストレートで取りました。
UKでも一度負けているので、二度負けたことになります。
1、2セット目はTaisukeがショートムーブすぎたかもしれません。
3セット目はTaisukeが取ってただろ!という人は多いでしょう。
激走ぶろぐさんのところでも、ものすごいコメントの数です笑
今までで一番あっさりした決勝となってしまいました。
Taisukeの今後の課題は体力でしょう。

 

しかし、負けてしまったのは非常に残念でした。
初の日本人優勝がかかっていただけに悔しいですね。
Taisukeも負けて泣いていました。

 

 

総評

Mennoはなんだかんだで最も安定したいように思います。
大きなミスもなく常に冷静なセットで勝利していました。
その点は流石といえるでしょう。
Taisukeは今回は力をセーブすることなく出しきったように思います。
デフエアーの使いどころや2000のムーブはタイミング良かったですね。
過去のBC Oneの反省を活かすことができていたように思います。


今回はBC Oneベテラン勢が初戦敗退しまくるという波乱の展開でした。
Lilou、Hong10、Mounirが即効で負けるとは思いませんでした。
また、韓国勢もイマイチな結果に終わりました。
Blond、Wingの実力派がベスト4に残らなかったのも意外ですね。
ベスト4はTaisuke以外、出場経験が少ないメンバーだったので、
かなり新鮮味がある大会になったのではないかと思います。

 

ジャッジシステムが変わったためかは分かりませんが、
ある意味最もハラハラしたBC Oneとなったのはないでしょうか。
コメントを見る限り納得のいかない結果が多いので、スッキリしない人も多いかもしれません。
とはいえ、これも結果なので受け入れるしかありませんね。
今後は、このジャッジシステムでも勝てるように訓練が必要でしょう。
issei君はR16で3連覇しているところを見ると、
今回のジャッジシステムみたいなバトルでは有利かもしれません。
Taisukeさんは惜しくも優勝を逃しましたが、健闘したと思います。
また、来年こそは日本人が優勝するのを見たいですね。

 

 

さてBC Oneが終わると、bboyにとっては一年の終わり感がありますが、
今年は最後のビッグイベントUndisputedを残しています。
出場bboyは以下の通り。理由は知りませんが、最後にGravityが入りました。

Menno Chelles Battle Pro winner
Issei R16 Korea winner
Kleju Outbreak Europe winner
Tonio IBE winner
Alcolil Battle of the Year winner
Lilou UK Championships winner
El Niño Freestyle Session winner
Gravity

Undisuputedも面白い大会となることは間違いありません。
今日の結果を見る限り、Mennoが優勝候補No1、次点でAlcolilでしょうか。
Undisputedも盛り上がっていきましょう!!!